東京23FCのサポーター団体「EAST TOKYO JOKERS」主催のフットサルに参加させてもらってきた。

フットサルをプレーするのは実に久しぶりで前回は昨年の11月である。

その時は、ドリブラーだらけのフットサルであった。東京都代表などに選ばれた高校生などもいてハイレベルではったのだが、主となるのはずっと補欠で延々とドリブルをこねたがる高校生であった。

ドリブルのテクニックはうまいのだけど、絶対にドリブルしてくるのでシュートコースだけ塞いでおけば何も起きない。しかし、足を伸ばしてもボールは取れない。

ミスからボールロストすることが多いので、カウンターで走ると高確率で点が取れる。そんなフットサルであった。プレーの強度はそれなりに高く、ぼくが圧倒的に一番動けないし、年をとっていたのだが、8点くらいとって得点王であった。

なんでこんなじじいが点を取れるんだろうと、不思議な表情で少年たちに見つめられた思い出。なんで取れるのかというと単純で、点が取れる場所にいて、ディフェンスが来る前に強くボールを叩くからである。

ちなみに、ボールコネコネドリブラーたちは、球離れが極めて悪く、また接触プレーを嫌うため、身体を寄せて当てながら足を伸ばすとすごく嫌がるのだそうだ。

と、マツメイラス松田が言っていた。マツメイラスは国外逃亡が続いているが、そういえば東京23FC、勝手に実況隊で一時期解説をしていた。

さて、今回の目的はフットサルをプレーすることだけではなく東京23FCサポーターの皆さんと仲良くなることであった。といっても、実は人見知りなので積極的に話しかけるというわけにもいかなかったのだが。初めてのフットサルで社交的に振る舞える人は本当にすごい！！

これは他のサポーターでも同じなのだが、スタジアムでみると少し近寄りがたく感じるのだが、実際に話してみるとすごくいい人、いい奴なのである。

特に嬉しかったのが、フットサルの良いプレーに対してポジティブな声がけが飛んできたこと。要するに身体を張ってブロックしたり、良いタイミングでクリアしたり、シュートするのが難しいタイミングに強いシュートを打ったりという、プレイヤーからすると苦労している場面に声がけしてもらえるのは嬉しい。

やっぱりサポーターのフットサルだなぁと思う。ぼくはコアサポのように毎日毎日クラブのことを考える根性はないのだが、やっぱりサポーターカルチャーが好きだ。

スポーツを愛し、スポーツを愛する仲間と共に生きていく。こんな本質的な生き方はないと思っている。

フットサルはレベル的にはちょうどよくて、あんまりやったことがない感じの人もいるけどうまい人もいた。某23サポーター氏は、フットサルで東京都4位のクラブでゴレイロをしていたということで、抜いてはいたもののプレーの判断が良く、声がけも的確で流石であった。

さておき、この日は膝に不安があった。治ったと思った関節炎であったが、前日に高尾山に登ったことで再発しそうになっていたのだ。とはいえ、以前から参加表明していたのでドタキャンすることはなく、参加したのだが……。

1プレーで悟った。

この膝は駄目だ。

左膝に少しでも力をいれると痛むので、切り返しができない。身体を張ったポストもできない。右足でキックするときに踏み込むこともできない。

縦の負荷は何とかなるのだが、少しでも横Gがかかると膝がきしむ。いやー……。これは2時間耐えられるのか……。

不安ながらも、一切横Gを発生させない修業だと思い、何とかこなすことにした。本当はやめたほうがいいんだけども……。

横Gを発生させずにプレーするのはかなりの難儀で、ディフェンスも横にスライドできないので縦の動きだけで何とかするしかない。横への移動はすべてフェイント。いくぞ、いくぞという振りをして、まっすぐ縦に下がるだけのリトリート人形よ。

それでもディフェンスは、早くスペースを埋める意識を持てばなんとかなる。ドリブルで左右に揺さぶられたらジエンドだが、そういうフットサルではなかったので助かった。

オフェンスはこんな状態でもそこそこプレーできた。左膝を踏ん張れないので、右足でのシュートは足を閉じてのコンパクトなトーキックのみ。逆に左足のほうがシュートを打ちやすいので、左に振って、右足を踏み込み左足シュート。これが何度か入ったので、そこそこ点を取れた。

というわけでなかなか苦労したフットサルであったがとても楽しかったのでまた参加したい。

帰宅すると注文していた東京23FCのユニフォームが届いていた。

ちょっとだけ遅かった！！

・面白いと評判の西葛西出版ラジオ（Youtube）
https://www.youtube.com/channel/UCNKxE_WvAhfNTiH_0MnnNeg