西葛西出版から新年のご挨拶

皆様あけましておめでとうございます。

昨年は良いこともありましたし、私中村に端を発する一連の出来事で関係者の皆様には大きくご迷惑をおかけしました。

そして、何よりも読者の皆様をがっかりさせてしまったことが痛恨の出来事で、それは太いトゲになって今も胸に突き刺さっています。

正直いって一瞬だけですが、もう会社はたたんでやめてしまおうかとも思いました。

しかし、志を持って始めた事業です。頭が働く限り、この手が少しでも動く限りは、精一杯やり抜こうと思います。反省するべきことは反省し、学ぶべきことは学び、2期目を生き抜こうとする西葛西出版をより強固な組織へと変えていくことを目指します。

資金力に加えて、こういった組織としての体制を「企業体力」と呼び、しっかりとつけていきます。何のためにそうするのかというと、より面白い作品、より社会的な意義のある作品、より文化的な価値のある作品を作って行くためです。

もしかしたら現世のうちにはあんまり売れないで、いつもお金がなくて苦しむことになるかもしれません。


しかし、我々の作り出していく作品は、必ず誰かの手に届き、役に立ったり、幸福になるのに役立ってくれたりすると思います。また、資料として後世の方が参照することもあるかもしれません。

事業をはじめると心が折れそうなことばかりが続きます。月1とは言わないですが、ショッキングな事柄は3,4ヶ月に1回はあるような気がします。


これは我々だけではなく創業期の会社には必ず起こることのようです。そこで、泥水をすすってでもやり抜く覚悟があるかが、創業者には問われると、多くの企業を見てきた方に言われました。

私は決して折れません。謝罪が必要なら、関係者に必要とされる限りしますし、戦うべきものは断固として戦っていきます。2023年は、1回たりとも弱音を吐かずにやり通していく覚悟をしたいと思います。

2023年もよろしくお願いいたします。

以下は正月に食べたフグの話です。

正月はひたすら寝正月だったのですが、起死回生を狙って購入したマフグのテッサがとても美味しくて、夫婦でバクバク食べました。


もちろんお値段もそれなりで近所のスーパーで3000円もしたのですが、正月くらいはいいだろうということで、バクバク食べました。

フグを食べる機会はなかなかありませんが、フグの美味しさはじわじわと湧いてくるもののようで、噛めば噛むほど、食べれば食べるほど美味しくなってきます。

フグの味は舌先だけではなく、口の中全体に広がっていきます。まるで口の中を幸福が包んでいくような、そして、その奥にある脳まで到達し、多幸感に包まれ……

危ない!!トリップしそうになっている!!戻れなくなってしまう!!

慌てて口の中に水分を流し込むのですが、それが酔鯨という大好きな辛口の日本酒で、これがキリリと入ってくると、さらにフグが欲しくなってきます。

ああ、ああ、本当にお正月というのはいいものですね。


これをトラフグのいいやつでやると、10倍以上のお値段がするのですが、マフグでも十分すぎるほど美味しかったので、今年は東京湾のショウサイフグ釣りにでもいこうかと思います。

大トロや寒ブリの美味しさは、口の中でさらさらと溶けていく脂です。一方で、フグはあまり脂は乗っていなくて淡泊です。


その代わりに、各種のアミノ酸が含有されていて、これらが旨味として感じられます。調べてみると、グルタミン酸、イノシン酸、グアニン酸、アデニル酸などが含まれているとのことです。

恐らく高級フグというのは、アミノ酸の含有量が大きいのでしょう。私は、著者として食レポを書くことが多いのですが、アミノ酸の含有量や組成まで意識して味を評価するという域には遠く及びません。


もちろん、イノシン酸とグルタミン酸の違いくらいはわかるのですが、グアニル酸とはどんな味なのかと言われるとさっぱりです。

調べてみると、グアニン酸はシイタケやエノキタケに含まれている旨味成分だそうです。グアニン酸とイノシン酸の化学的な関わりを見ていたら面白かったのですが、これは使えないやつでした。

詳しく知りたい方はATPとGTPで検索してみてください。ATPから離れたリン酸はどこにいくのかと思ったら、グアノシン二リンが受け止めるんですよってよ!!びっくりです。

何のことやらわからなくなってきましたが、こういうやって美味しいものを食べたり、どこかに行ったり、人に会ったりして、心が震えたときに、それをしっかりと言語化し、整形し、磨いた上で、良い文章にして世に出していくことが我々の仕事です。

(なので、仕事として出す文章であれば、アミノ酸のところはすべて「トルツメ」でしょう)

2023年の仕事始めに、相棒のあしかさんとフランクに今年のことを語りました。

ここに出てくるのは2人の偉人。

トニー・カクカク
ドーガ・ハミテヨ

そしてもう一名。

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