高卒起業家あしかのお仕事 1.出版社の経理

こんにちは、あしかです。
会社員を18年、フリーランス(個人事業主)を5年経験して、2021年9月にしんたろう氏と一緒に西葛西出版を立ち上げました。

いつも、皆さんに言われるのが「あしかさんは、どんな仕事をしているのかわからない」です。裏方中心なので仕方ないのですが、少し悔しいので僕のやっている仕事を紹介していきます。

あしかのお仕事、その1は経理です。

経理に対して、みなさんはどんなイメージをもっていますか。
会社の経理担当者はどのような仕事をしているのか、ご存知でしょうか。

お金の流れを管理して、帳簿に付ける。
月末になると忙しく領収書や請求書の対応に追われる。

こんなイメージでしょうか。

どんな仕事でも、避けては通れないのが経理ですが、会社員をしていた頃は、経費精算くらいでしか関わることがありませんでした。そんな僕が西葛西出版では、経理業務を自分事として直面することになります。


経理とは


経理とは、日々のお金の流れを管理して、まとめる仕事です。

税務署に1年間の売上や経費などを報告するために、確定申告書を作成する必要があります。この書類を作成するために、毎月の経理(帳簿付け)が必要となります。

帳簿付けの主な作業は、仕訳(しわけ)です。一般的にいう簿記の業務です。
取引の内容やお金の動きを項目ごとに振り分けて記帳していきます。

簿記には、単式簿記を複式簿記がありますが、確定申告の際に控除を受けることができる青色申告を行うためには、複式簿記が必要となるため、個人事業主であっても複式簿記で記帳する方が多いと思います。

単式簿記は収支のみを記帳していきますが、複式簿記は「借方」「貸方」という項目にそれぞれ振り分けてお金の流れを記していきます。


フリーランスの経理

いまは、パソコンの会計ソフトやクラウドサービスを用いて帳簿付けができるため、ある程度簿記の知識があればフリーランスの経理はさほど難しいものではありません。実際に、僕もフリーランスの時はMFクラウドで作った確定申告書を税務署に提出していました。

フリーランス(個人事業主)に資本金は必要ありませんので、個人のお金をどれだけ事業に充てるのか、また、事業で稼いだお金をどれだけ自分の取り分とするのか、その線引きは少々あいまいなものになります。帳簿付けをして、個人の財布と事業のお金が公私混同にならないようにすることが大切です。

会社員時代にEC(ネット通販)部署の立ち上げメンバーとして仕事をしていた頃、商品の仕入れや買い掛けなど、お金と物の動きを学ぶために日商簿記検定3級の勉強をしました。


試験は「合計残高試算表」と「残高試算表」を間違えて記帳してしまい不合格でした……。それでも大丈夫です。資格がなくてもフリーランスの経理と確定申告はできます!


会社(法人)の経理

では、株式会社(法人)の経理はどう違うのでしょうか。

最大の違いは、決算があることです。
年間収益と費用をまとめて書類にする決算は、会社の事業年度(1期、2期と呼びます)の年度末の月に一年間の事業の成果を締めて決算書を作成します。

決算書とはざっくりいうと会社の通知表のようなものです。日々の仕訳帳をまとめた、総勘定元帳をもとにして決算書を作成します。フリーランスと会社の経理は、決算に対する知識が必要なのかという部分が異なっています。

当初、西葛西出版の経理は、クラウド会計ソフトを使って日々の帳簿付けを行いました。このソフトはフリーランスになった頃からずっと使っているので、さほど難しくないです。

しかし、出版社の経理は複雑です。本が出荷されても読者の手に渡るまでは「売れていない」のです。書店などに出荷されて売上が上がるのですが、出版社に返本があるとお金を返さなければなりません。このお金のやりとりを仕訳することが大変です。

このややこしいお金の流れや、会社に保管している本の在庫を資産として決算書に金額を記す必要がありとても苦労したのですが、専門家にアドバイスをいただいて初年度1期目の決算を終えることができました。

初の決算を終えた時にやり遂げた気持ちがあり、とても充実感がありました。初めて会社の経理を担当して、この頃には会社経営者としての自覚も強くなってきたと感じています。

毎月末に、税理士による経理監査があるので僕は毎月20日頃に経理の仕事をしています。本の出荷や返本など、月にまたがった帳簿付けを行うときに、「借方」「貸方」の金額がしっかりと一致したときには、パズルゲームをクリアした時のような爽快感があります。

ある日、税理士から「あしかさんの仕訳は丁寧でミスも少ないです」とお墨付きをいただきました。創業時は不安だった出版社の経理業務でしたが、今では胸を張って仕事をしています。

PAGE TOP